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東京都足立区立の小学校で起こった学力テストの不正行為発覚後、
なぜそのようなことになってしまったのか?
テレビなどで取りざたされていますが、山梨日日新聞の方でも、
なかなか面白いことを書いてあります。

対岸の火事と思わず、
現在行われている高校入試等に絡めて、読んでみてはどうでしょうか?

テスト結果、予算に反映

「まるで支店長会議」

「今後はこう言う基準で学校を評価していきます」。昨夏の足立区中学校長会。内藤博道教育長が学力テストの成績優秀校の校長に語りかけた。同区はテストの平均点を学校ごとに集計し、2005年度から順位を公表。校長たちには前年度の成績と比較する表が配られ、教育長は点数が10ポイント以上伸びた学校名を読み上げ、ねぎらった。

「次のテストで上位に入ったら、教員に何か褒美をあげなくちゃ」。学校名を呼ばれて誇らしげな校長の横で、別の校長は違和感を持った。「営業成績を競い合う企業の支店長会議みたいだな」


中学で540万円の差

同区は04年度から脱稿予算の一部を「特色ある学校づくり予算」として傾斜配分する施策を始めた。「学校の自主的、自立的な経営を促す」(区教委)のが狙いだ。

「特色予算」の割合は年々増えており、07年度に最も予算が多い学校と最も少ない学校では、小学校で約288万円、中学で540万円の差がついた。「傾斜配分は公教育のあり方としておかしいのではないか」。区民から批判も出たが、区教委は「学力テストの順位で予算を決めているわけではない」と反論する。

予算査定は各校からの申請に基づいて「校長の熱意や学力テストの伸び率などを総合的に判断している」(区教委)が、具体的な算定基準はないという。学力テストがどの程度の比重を占めるのかは明確ではない。

ただ、44位から1位にテストの順位を上げた区西部の小学校は、「特色予算」から必要経費の教材費を除いた予算額が、06年度の17位から一気にトップに躍り出た。予算額の上位10校のうち、小学校6校、中学7校は"学力テスト十傑”に入っている。


「数字でしか見ない」


こうした現状に敏感なのはテストの下位校。
ある校長は「区教委は『ほかの学校が考えられない特色ある取り組みをしろ』と各校を競わせるが、地道な教育活動は評価されにくい。保護者も数字しか見ない」と嘆く。

区は否定しているが、学校関係者や保護者の間では「いずれ統廃合される学校が出てくるのではないか」との懸念が消えない。

中学校教員の一人は「手っ取り早く学校のイメージを変えようと思ったら、学力テストで良い成績を取るのが一番簡単な方法だ。そこに不正の余地がある」と指摘した。 : 山梨日日新聞 7/11付 

2007.07.13 Fri l 受験関係 l COM(0) TB(0) l top ▲
東京都足立区立の小学校で起こった学力テストの不正行為発覚後、
なぜそのようなことになってしまったのか?
テレビなどで取りざたされていますが、山梨日日新聞の方でも、
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対岸の火事と思わず、
現在行われている高校入試等に絡めて、読んでみてはどうでしょうか?

点数至上主義に悩む教員

計算でも回答を暗記

「結果的に不正に加担してしまった。子供達には申し訳なく思う」。学力テストでの不正が明るみに出た東京都足立区西部の区立小学校の教員たちは悔悟(かいご)の気持ちを表し、振り返った。

学力テストで迷走

2006年4月25日。どんよりした曇り空とは裏腹に、校内にはピリピリした空気が漂っていた。「いよいよ勝負の日だ。1点でも2点でも上がるように頑張ろう」。小学校の職員室に、副校長の「決意表明」が響いた。同区が実施した学力テストをめぐって、学校現場が迷走した。

テスト対策は約3ヶ月前に始まった。教務主任から国語と算数の過去の出題を渡され、何度も児童に練習させた。問題ごとに一覧表を作り、できない問題が多い児童は居残りをさせた。4月に入ると、他教科もテスト対策の時間に充てた。

学校の平均点を上げたい校長の執念を感じた。

あまり練習を繰り返すものだから、回答を覚える児童まで出てきた。悲惨の計算問題。鉛筆を使って計算しなければ解けないはずなのに、子供達は暗記した答えを書き込んでいる。「これが教育なのか」と自問する日々が続いた。

テスト当日。幸いと言うべきか、問題は「過去問」とほぼ同一だった。持ち時間は45分あったが、多くの児童は約10分で解答を終えてしまった。「いつもと同じ問題だったけど、本当にいいの」。子供達は無邪気に笑った。

疑問に感じたのは、それだけではなかった。テスト前、副校長がそれとなく話しかけてきた。「答えを口で言うのはまずいけど、児童に間違いを気付かせるため、指で答案用紙をトントンするのはいいんだよ」

「それは不正ではないのか」。心の中でつぶやいたが、副校長はかまわず続けた。「どこの学校でもやっていることですよ」

テスト中に子どもの間違いを見つけたが、指示には従えなかった。教室に入ってきた校長はこちらをちらっと見た後、自ら指を差しながら室内を巡回していった。


「僕らの責任重大」

”努力”の結果は数字になって表れた。順位は区内72校中、前年の44位から1位に。校長は「基礎学習などの取り組みの成果だ」と胸を張ったが、周囲の学校からは「不正をやっているに違いない」と陰口をたたかれた。
「テストの結果で学校の評価が決まるんでしょ。僕たち責任重大だね」。何気ない子どもの一言に、言葉がなかった。

足立区は今年からテストの業者を変えた。過去問対策はほとんど意味がなくなり、事前準備も指示されなくなった。

5日、同区が今日評した各校の成績ランキング。同校は59位と大きく順位を下げ、主意の座から転落した。

               □

安倍晋三首相の肝いりで始まった教育再生会議は公教育への競争原理導入を強く打ち出した。学力テストの結果公表や学校予算の傾斜配分、学校選択制の導入・・・。学校を競い合わせる施策を取り入れ、安倍教育改革を先取りしているとも言われる東京都足立区。「教育再生」に取り組む一自治体の現場から、公教育の行方を考える。 : 山梨日日新聞 7/10付
2007.07.13 Fri l 受験関係 l COM(0) TB(0) l top ▲
入試改革2年目 県内普通科高

学校見学に趣向 ■校長自ら”セールス”

普通科の全県一学区化や前後期制導入を柱とした山梨県の公立高入試改革。実施2年目を迎え、各高校がオープンスクールや学校説明会の趣向を凝らすなど、受験生確保策を本格化させている。特に学区が撤廃された普通科高は、地元中学生の”流出”を防ごうとアピールに躍起。高校側のPR合戦が日に日に熱を帯びる一方で、中学生側は「複数の高校の中身を見極め、進学先を決めたい」とクールな視線で志望校選びに臨んでいる。

「中学の授業と違い内容が専門的。実験で身近な物を分析する楽しさを知った」。6月30日に行われた塩山高のオープンスクール。初めて取り入れた体験授業でジュースの中に含まれる砂糖の量を調べる生物の実験が行われた。生徒達は興味深そうに測定器をのぞき、砂糖の量を算出する。物理や化学も白衣を着た教諭が実験を指導。最後は担当教諭が「来年もこの学校で一緒に実験をしましょう」と結んだ。

■ 甲府へ流れる

改革初入試となった今春、同校普通科の後期試験(学力試験)の受験倍率は0.98倍で定員割れとなった。「全県一学区化で同じ峡東地域の日川、山梨、石和の普通科系高がライバルになった。JR中央線を使えば甲府への通学も可能で、地元中学生の一定数が流れた」(塩山高関係者)という。

県教委の調査では、受験生が受験校決定に最も参考にしたのは「体験入学」「学校説明会」の順。
「進学実績も大切だが、中学生に『この高校に来れば、こんなことができる』と期待感を持たせられるかが鍵」と受け止める学校関係者は少なくない。塩山高教務主任の加々美裕司教諭は「印象付けを狙い、オープンスクールは可能な限り早い日程にして、体験授業の充実に力を入れた」と話す。

後期の受験倍率は1.04倍で、定員をわずかに上回った巨摩高。学校関係者の間では全県一区で中学生の「学区外流出」があったとの味方が強く、今年は岩間敏雄校長が地元中学を一校ずつ訪問し、教育方針などを伝える”トップセールス”を展開する。「交通の便が良くないこともあり、地元の中学生をできるだけ確保したい。地域の子どもは地域で育てようと訴える」。岩間校長は意気込む。

■ 地域外へ攻勢

地域外に攻勢を掛けるのは市川高。JR身延線沿線の利点を生かし、旧学区外からの生徒獲得に力を入れる。7日のオープンキャンパスには甲府市や昭和町の中学校からも生徒が参加。高校側が今春入学した、学区外から通学する「一期生」をエスコート役につけ、授業見学をする場面もあった。
「先生の熱意や学校の雰囲気が志望校を決める一番のポイントになると思う」。山梨市内の女子生徒(15)は、進学先として塩山、日川両高を考えている。「塩山は部活動と勉強の両立を学校全体でバックアップしてくれる雰囲気が良かった。目指す大学のレベルも明確に示してくれ、入学後のイメージがしやすかった」。今後、オープンスクールの印象などを踏まえて「本命」を選びたいという。

笛吹市内の中学の40歳代男性教諭は「改革2年目のため、中学校側も生徒も制度への不安は少ない。選択肢が多くなった分、授業内容や部活動の取り組みなど見極めるポイントを持って参加する生徒が多い。説明会の持つ意味は前回よりも大きいのではないか」と話している。 : 山梨日日新聞(7月8日)
2007.07.08 Sun l 受験関係 l COM(0) TB(0) l top ▲
平均点 全国ワースト2

06年度センター試験 教育現場も「実感」

 今年1月に行われた06年度センター試験の県内志願者数は4446人。外国語は最も受験者数が多く、4234人が受けた。ほとんどが英語を選択したと見られる。大手予備校の集計によると、山梨からは各高校や予備校などを通じ、4083人が自己採点票を提出した。提出率は96.4%

 自己採点では、英語(筆記・リスニング)が122.5点(全国平均133点)で47都道府県中46位。総合成績(5教科7科目総合、900点満点)では、全国平均577.4点に対し、山梨は561.9点で33位。国語は44位、数学2科目が32位となっている。

 前年の05年度から01年度までの5年度分を見ると05年度からさかのぼって英語は46、45、44、46、44位。一方5教科総合(03、02年は800点満点)をみると27、32、27、31、40位とほぼ20~30位台で推移している。他教科もばらつきはあるが、いずれも英語に比べ平均順位は高い。

 県教委高校教育課の滝田武彦課長は「県内は自己採点の参加率が他県と比べて高く、平均点の結果で県内受験生の英語の学力が低いとは言えない」と話している。

 しかし県立高教師の一人は「民間業者による模試で、県内生徒は他教科と比較して、英語の全国成績上位者が少ない。現在の授業では高い英語力を身につけることは難しい」と打ち明ける。この教師は小学生の自分の子どもを英語学校に通わせている。

 別の教師は「高校入学直後に行う模試でも、県内生徒の平均点は毎年、全国最低クラス」と中学時代からの英語力に言及。「スタート時で(他地域と比べ)差があり、全体の英語学力を伸ばすのは至難の業」という。

 大学入試センター試験の自己採点で、山梨と同様、英語の平均点が例年最低レベルの岩手県の県教委は「中高の連帯に問題がある」と分析。06年度から県教委の中学と高校の英語指導主事が2人1組で、県内の全中高校に出向いて英語の授業を視察。改善点をまとめ、各校にアドバイスしている。

 山梨県教委高校教育課は本年度、通信教育大手のベネッセによる英語運用力テスト(GTEC)を受験している学校の中からモデル校を選び、教師、生徒の意識調査を行うなどして、生徒の英語力向上に向けた授業実践に取り組む考えだ。

 県内大手の進学塾・甲斐ゼミナールの大島保校長は「県高校入試で、例年英語の平均点が他教科と比べ高いのは問題のレベルが低いため。中学の英語教育も含め指導方法を検討する必要がある」と警鐘を鳴らしている。   = 山梨日日新聞(6月30日)より

2007.07.03 Tue l 受験関係 l COM(0) TB(0) l top ▲
「改革元年」受験生調査 募集方法に不満

「改革元年」となった今春の山梨県内の公立高入試で、受験生の74.3%が前期試験(自己推薦)の実施を「良い」などと支持していることが、県教委が6日に発表した生徒と保護者の意識調査結果でわかった。受験機会の拡大を目的に導入した新制度が一定の評価を受けた格好。

 一方、各校が前期試験出願前に示した教育方針や覗く生徒像、募集方法については「分かりにくい」「参考にならない」などの不満を表したのが生徒で5割、保護者では7割近くに上った。

 意識調査は4月、全日制県立高と甲府商高に入学した1年生6849人と、その保護者計13698人を対象に実施。質問は14項目で、生徒は6795人(回答率99.2%)、保護者は6729人(同98.2%)から回答を得た。

 生徒本人が希望すれば受験できる前期試験が導入されたことに対し、「良い」は34.6%、「おおむね良い」は39.7%で、「あまり良くない」19.9%、「良くない」5.6%を上回った。一方、保護者の否定的な回答は計44.1%で生徒を20ポイント近く上回り、親子で受け止め方に違いが出た。

 否定的な回答の理由(2項目まで回答可)は生徒が「合否の予想がつきにくい」「不合格者が多く出る」「出願の条件が分かりにくい」などの順。保護者は「条件が分かりにくい」が最も多く、「合否の予想がつきにくい」などが続いた。

 前期の不合格者で後期も同一校の同学科を受験したのは69.3%で、同一校の別学科は3.8%。県教委は「複数の受験機会を生かし、行きたい学校に再チャレンジする積極的な姿勢が表れた」と見ている。

 また各校が事前に示した「教育方針・志願してほしい生徒像・前期募集選抜方法」については、「わかりにくかったが参考にした」「分かりにくく参考にならなかった」など、何らかの不満を持つ回答が生徒54.2%、保護者69.7%だった。

 県教委新しい学校づくり推進室は「入試改革の大枠は理解してもらえたと認識している。来春入試に向け、指摘を受けた点は改善できることから取り組む」としている。 =山梨日日新聞 6月7日より

2007.06.16 Sat l 受験関係 l COM(0) TB(0) l top ▲
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