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専門学科 薄れる存在意識


●進学実績、地域性で二極化

 北杜高理数科0.50倍、桂高文理科0.54倍、石和高国際教養科0.28倍、上野原高理数科0.70倍、市川高英語科0.83倍、吉田高理数科0.88倍・・・。

 県立の普通科高に併設された専門教育学科10学科のうち、半数を越える6学科は後期試験(学力試験)の最終志願者が定員を下回り、倍率は1倍を切った。定員割れの学科は前年同期より2学科増え、過去5年間で最も多かった。 一方で、甲府南高理数科(1.68倍)や甲府一高英語科(1.29倍)など、高倍率を維持した学科もある。甲府市内の中学校長OBは「大学進学を視野に専門的な学習環境を求める需要は少なくないが、普通科が全県一学区となる中で一部の高校では専門教育学科の魅力が薄れ、進学実績への評価や地域事情もあって二極化が進んでいる」と指摘する。

●「看板」成り得ず

 専門教育学科は1996年に県教委が策定した県高校整備新構想で、「普通科高の特色作りの一端を担う」ものとして増設された。単位制や総合学科、職業科と同様に従来から全県一学区で生徒を募集し、各校にとっては「地域を超えて学力上位ランクの生徒を囲い込む狙い」(教育関係者)もあった。
 それが、今回の改革で普通科も全県一学区と同じ土俵に立つことになった。高校長の一人は「受験生にとっては同じ高校を選ぶなら。定員の多い普通科の方が合格しやすいと映り、また『勉強に特化している』との印象が強いことから、専門教育学科を敬遠する意識が働いたのでは」と見る。
 結局、後期試験後に6学科合わせて52人を再募集し、再募集定員全体の4割以上を占めた。定員割れをした学科を持つ高校の校長の一人は「もはや専門教育学科は学校の『看板』には成り得ない。10年前の整備構想が実情に合わなくなってきていることを象徴した現象だ。」とつぶやいていた。

●歩く広告塔期待

昨春まで4校で生徒を一括募集していた甲府総選(甲府一、甲府南、甲府東、甲府昭和)・14日の後期試験の合格発表の様子を見ていたある高校の教師は、ちょっとした”異変”に気づいた。「いつになく喜びの声を上げる生徒が多い」。
 同校の校長は「総選ではなく個別に選択できるようになったことで、希望校に挑んで自ら勝ち取ったという思いが強いのだろう」と話し、「高校側はその思いに応えていかなければならない」と気を引き締めた。
 各高校は昨年5月に前期試験(自己推薦)の募集内容を発表し、生徒獲得に向けた学校のPR活動に工夫を凝らした。甲府西は県内各地で保護者らを対象にした説明会を開催し、甲府東は在校生が学園祭の様子を再現するパフォーマンス型の説明会で売り込んだ。
 このほか甲府市周辺の普通科高では、全県一学区化で「甲府への一極集中が進む」との危機感から、市川高のように月刊の広報誌を発行して地域の中学校に配布するなどPRを強化したところもあった。
 昨春は普通科、専門教育学科の英語科とも定員割れした市川高は今春、普通化で1倍を超えた。松土清校長は「学校の教育方針や雰囲気をある程度、受験生や中学側に伝えることができた」と改革元年を自己評価。その上で「一期生たちが期待通りの生活を送り、『選んでよかった』と実感できるような学校にしていくことが大事。そうすれば生徒たちが『歩く広告塔』となってくれ、2年目以降の生徒確保につながるはず」と力を込めた。
  =山梨日日新聞 3/19
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2007.03.19 Mon l 受験関係 l COM(0) TB(0) l top ▲

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